News

巨人来季の有望株、秋広、八百板の飛躍が求められる

2021.11.26

巨人来季の有望株、秋広、八百板の飛躍が求められる | 高校野球ドットコム
二松学舎大附時代の秋広優人

 二軍では来シーズン以降の戦力を期待されている若手有望株、故障からの復帰を目指すリハビリ段階の主力、そしてベテランと様々な選手がしのぎを削っている。

 そのなかで今シーズンは誰が多くのチャンスを与えられてきたのだろうか。各球団の打席数上位5人を振り返ってみたい。

 今シーズン巨人の二軍は2位に終わった。そのなかでもっとも打席を与えられたのはウレーニャ(320打席)だった。ウレーニャは2020年に育成契約で巨人に入団し同年9月に支配下登録された内野手。昨シーズンは一軍でも11試合に出場し初安打も記録した。今シーズンは外国人枠の関係もあり、一軍での出場は4試合のみで安打も記録できなかった。しかし二軍では多くの打席を与えられ、チーム2位タイとなる10本塁打を記録し来シーズンの契約を勝ち取った。

 巨人はスモークとテームズ、ハイネマンは退団見込み。ウィーラーは交渉中となっており、現時点で来シーズンの外国人野手はウレーニャだけしかいない。補強状況によっては開幕一軍もありえそうだ。

 ウレーニャにつづいて打席を与えられたのは秋広優人(302打席)だった。秋広は2020年のドラフト5位で指名を受け二松学舎大付から入団したルーキー。オープン戦では一軍に帯同し大きな期待がかけられている。二軍では打率.229(275-63)とやや確実性に欠くも8本塁打を記録しパワーの片鱗を見せた。9月には一軍デビューも飾っている。

 チーム3位は八百板卓丸(284打席)だった。楽天を自由契約となり昨シーズンから巨人に加入した八百板は開幕前に支配下登録を勝ち取った。二軍では打率.285(239-68)とまずまずの成績を残し、一軍でも16試合に出場した。阪神とのクライマックスシリーズでは代打でタイムリーを放つ活躍も見せている。

 八百板の守る外野は丸佳浩松原聖弥梶谷隆幸、残留が決まればウィーラーなど実績者が揃っており激戦区だ。まずは途中出場から結果を残し一軍への定着を目指すことになる。

 以下、平間隼人(255打席)、石川慎吾(219打席)の両選手が多く打席を与えられた。なかでも石川はチームトップの11本塁打を記録している。

<巨人二軍・打席数上位5人>
ウレーニャ(320打席)
86試合 打率.249(289-72) 10本 42打点

秋広優人(302打席)
82試合 打率.229(275-63) 8本 26打点

八百板卓丸(284打席)
86試合 打率.285(239-68) 3本 29打点

平間隼人(255打席)
85試合 打率.302(212-64) 2本 24打点

石川慎吾(219打席)
56試合 打率.365(192-70) 11本 39打点
※数字は2021年シーズン終了時点

(記事=勝田聡)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.06.23

プロ注目の大阪桐蔭・徳丸が大学生相手に決勝アーチ!直近3週間5本塁打と量産態勢!2年ぶり夏甲子園へ強打者の勢い止まらず!

2024.06.23

大阪桐蔭が名門・日体大に1勝1分け! スター選手たちが快投・豪快弾・猛打賞! スーパー1年生もスタメン出場 【交流試合】

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!

2024.06.24

秋田の組み合わせ決まる!明桜が初戦からいきなり金足農と対戦、初戦から秋春の王者対決【2024夏の甲子園】

2024.06.23

【宮城】24日に抽選会!仙台育英優位も、他校にも十分チャンスあり、ノーシード東北の抽選結果にも注目<夏の甲子園県大会組み合わせ>

2024.06.21

なぜ高校野球の新たなリーグ戦は拡大し続けているのか?『チームのために個人がいる』ではなく『個人の成長のためにチームがある』~野球指導者・阪長友仁のビジョン後編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.7】

2024.06.23

プロ注目の大阪桐蔭・徳丸が大学生相手に決勝アーチ!直近3週間5本塁打と量産態勢!2年ぶり夏甲子園へ強打者の勢い止まらず!

2024.06.23

大阪桐蔭が名門・日体大に1勝1分け! スター選手たちが快投・豪快弾・猛打賞! スーパー1年生もスタメン出場 【交流試合】

2024.06.18

今夏埼玉の注目野手18人! ドラフト1位級の花咲徳栄スラッガーを筆頭に浦和学院・昌平らに大型選手が揃う【埼玉注目野手リスト】

2024.06.18

昨夏甲子園出場の東海大星翔進路紹介!遊撃手は阪神、エースは専修大、主将はレギュラーとして大学選手権出場!

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.06.11

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在41地区が決定、長崎、高知、新潟、大分などでシードが決まる〈6月10日〉

2024.05.25

首都2部優勝の武蔵大の新入生に浦和学院の大型左腕、左の強打者、昌平の主軸打者など埼玉の強豪校の逸材が入部!

2024.06.21

なぜ高校野球の新たなリーグ戦は拡大し続けているのか?『チームのために個人がいる』ではなく『個人の成長のためにチームがある』~野球指導者・阪長友仁のビジョン後編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.7】

2024.06.14

【福岡】九州国際大付は小倉商、東海大福岡は小倉南、春日は大川樟風、福岡大大濠は輝翔館と対戦【2024夏の甲子園】