大和南vs相原・大和東
鮮やかな先制劇!大和南の打線が圧倒し勝利を収める!!
喜ぶ大和南の選手
大和スタジアムで行われた大和南対相原・大和東の一戦。試合開始は雨の影響もあって40分ほどずらして試合開始となる。
大和南打線は、いきなり相手先発の永島田を攻め立てる。
1番・時藤が死球で出塁を果たすと、すかさず盗塁を決めてチャンスメイク。2番・樋渡がきっちり進塁打を決めると、3番・小泉がセンター前タイムリーで鮮やかな先制劇を披露。
その後も、打線が繋がりをみせる。二死を奪われるが、5番・古賀、6番・徳村、7番・北見の3者連続ヒットでさらに追加点を挙げる。相手のエラーも絡み、1回表に5点を先制。
大和南の先発マウンドには、背番号9番を背負った小泉があがる。球にそれほど力を感じないが、コントロールで勝負していく。その小泉は、相手打線を内野ゴロ3つと最高の立ち上がりでリズムを作る。
3安打猛打賞の時藤(大和南)
2回表には、1番・時藤がライト線へのスリーベースヒットで出塁。小柄であるがパンチ力があるうえに、タイミングの取り方が上手い。この試合、結果的に時藤は3安打を放つが、その3安打全てが長打であり1番としての役割を果たす形となった。
そして3番・小泉がセンター前タイムリーを放ちこの回にも効率よく点を重ねる。
まだまだ、大和南打線の攻撃は続く。3回表先頭の徳村が四球で出塁を果たすと、ここでもすかさず盗塁を決める。必ず得点圏にランナーを進めることが、相手へのプレッシャーに変えていく。ランナーを気にしながら投球となり、打者への投球がおろそかになっていく。そこに大和南打線がつけこんでいく。8番・鈴木や1番・時藤らのタイムリーでさらに4点を追加。試合を完全に決定づけていく。
全力疾走貫く(相原・大和東)
5回表にも、同じく4点を追加した大和南が5回コールドで勝利した一戦となった。
初回の鮮やかな先制パンチで完全に流れを引き寄せ、先発の小泉が3人で相手を抑え込むことで完璧な試合運びとなった。
大和南打線はよくバットが振れており、相手投手の緩い球にも丁寧に合わせていき長短打合わせて14安打を数えた。その中でも、キーマンとなるのが1番・時藤と4番・鏡であろう。タイミングの取り方、そして走塁面も含めると今後の活躍が楽しみな選手である。今日は1安打に終わったが打席内での雰囲気を感じるのが鏡である。ただ、右足を上げた時に重心がすべて投手方向に倒れてしまい、球と正面衝突する打ち方はこの先好投手と対峙した際は欠点となる。今日のような球速が出ない投手は打てるかもしれないが、キレのある投手には差し込まれてしまう。勝ち進んでいくには、キレのある投手に対応できるフォームに修正が必須であると考える。
一方の相原・大和東は負けはしたが、ベンチ内での声を絶やさず最後まで諦めない気持ちは随所に感じることが出来た。夏に向けて切り替えて練習に励んでほしい。
(取材=編集部)