先発・池田陽佑(智辯和歌山)、先制点許すもスライダーが冴え、4回5奪三振!
池田陽佑(智辯和歌山)
侍ジャパンU-18代表の大事な初戦のマウンドに登ったのは先発・池田 陽佑(智辯和歌山)。3回パーフェクトの投球を見せていたが、4回表に2点の先行を許した。
池田といえば最速150キロを誇る速球派右腕。しかし今回の池田はスピードが控え目。常時130キロ前半~135キロ程度で最速140キロ。ただストレート以上に良いのが120キロ前半のスライダー。このスライダーは打者の手元で小さく曲がり、さらにどのコースでもストライクが取れる。
4回まで5奪三振はすべてスライダー。スライダーは右打者に対しては内角ボールゾーンからストライクゾーンに入るフロントドア。左打者に対しては外角ボールゾーンからストライクゾーンに入るバックドアを使っている。
しかし4回表、二死一、二塁の場面で適時三塁打を浴び、2点のリードを許す。ここまで完璧な投球を見せていた池田だったが、唯一の失投だった。
池田の力投に打線は応えたい。
(記事=河嶋宗一)