北条、田村擁する八戸学院に敗戦。京田陽太(青森山田)の最後の夏
高校時代の京田陽太(青森山田)
8月24日までで57試合に出場し、竜の遊撃手として活躍を見せている京田陽太。今回は京田の高校最後の夏を振り返りたい。
京田陽太(青森山田 2012年)
2回戦 11対0 南部工
3回戦 6対8 光星学院
京田は青森山田に進学して自信のあった守備をさらに磨き上げて1年春から遊撃手を勝ち取る。しかし2年秋の大会は東北大会準決勝で敗れ、あと一歩のところで甲子園出場を逃していた。4季連続で甲子園の土を踏むことができず迎えた最後の夏。2回戦の南部工業戦を快勝で勝ち上がると、続く相手は現阪神の北條史也や現ロッテの田村龍弘を擁し選抜でも準優勝していたライバル光星学院(現・八戸学院光星)。8回まで6対5と1点リードだったが京田自身の暴投で同点を許してしまう。この試合で2安打を打ったが延長10回の死闘で敗れ悔いの残る夏となった。
その後、日本大学へ進学すると1年からベンチ入り。3年時には遊撃手のベストナインに選ばれ、最終学年となった4年時では日本代表となるなど大活躍。これら活躍から2016年のドラフト会議で中日ドラゴンズから2位指名を受けて入団。入団1年目から141試合に出場し積み重ねたヒットは149本。2018年、2019年も140試合以上の試合出場で3年連続の100安打も達成。普段通りの開幕ではない2020年も54試合に出場しここまで54本のヒットを放っている。竜の遊撃手にこれからも目が離せない。