侍ジャパン大学代表選考合宿初日が開催!今年も大学代表はデータに基づいて選手選考を実施!
柱として期待の懸かる田中誠也(立教大)に伊藤大海(苫小牧駒沢大)
侍ジャパン大学代表選考合宿初日が開催!今年も大学代表はデータに基づいて選手選考を実施!
7月に松山坊っちゃんスタジアムなど5会場で開催される、第43回日米大学野球選手権大会に向けた侍ジャパン大学代表選考合宿が、6月21日に[stadium]バッティングパレス相石スタジアムひらつか[/stadium]で行われ、49名の選手が参加した。
合宿は21日から23日までの3日間行われる予定で、初日となったこの日はシートノックとバッティング練習、そしてスイングスピードや塁間走の測定も行われた。
大学日本代表は、昨年から選手のデータを基にした選手選考を導入したが、今年の日本代表も昨年と同様に練習中にデータを測定して、その結果を基に選手選考を行うことを生田勉監督は明言した。
「投手は回転数や回転軸、そしてホップ率の数値を見ていき、打者はヘッドスピードや打球スピードを測定しました。数値を基に選考を行うことで、誰が見ても納得できる選考にしたいと思っています。昨年の数字も参考にして、特に投手については空振りを多くとれる投手を重視したいと思います」
昨年は、当時日本体育大のエースだった松本航(埼玉西武ライオンズ)と東洋大の速球派右腕・甲斐野央(福岡ソフトバンクホークス)の数値がずば抜けていたことを生田監督は引き合いに出し、名前こそ明かさなかったが今年の参加投手の中にも両名に匹敵する数値を出した選手がいたことを練習後に明かした。
「今年は(完成されていない)下級生の選手も多いですが、松本や甲斐野に近い数値を出した投手もいます。この後、もう少しデータをよく見て判断材料にしていきたいと思います」
ウォーミングアップの様子
また参加した選手たちは練習後には充実の表情を見せ、合宿初日を終えての感想をそれぞれ口にした。選手のコメントは以下の通り。
山崎伊織(東海大):「初めて参加しましたが、有名な選手がたくさんいる中でこうして野球ができることは、凄い経験になると思うし、自分の成長のためにも色んなことを学んでいけると感じました」
伊藤大海(苫小牧駒沢大):去年はとにかく緊張の連続でしたが、そういった面では今年は自分を出しやすいかなと思いました。調子も上がってきているので、自分の持ち味を発揮で切ればと思います。
田中誠也(立教大):昨年も参加させていただいて、4年生になったので、もう一度選んでいただけるためにどうすればいいか考えていきたいと思います。
海野隆司(東海大):去年と違う緊張感がありました。余裕は出来ましたが、昨年も選んでいただいている分、みんなと同じことをやっていてはいけないと思うので、それ以上のことをしっかりやっていきたいと思います。
丸山和郁(明治大):測定したデータに納得は出来ていませんが、まだ2年ですしこれから頑張らないといけないと感じました。
代表選手は3日目の23日に発表され、ここから7月の第43回日米大学野球選手権大会に向けて調整を進めていくことになる。残り二日間の選手の動きにも注目だ。
文=栗崎 祐太朗
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