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パ・リーグのセーブ王争いは楽天・松井と西武・増田の争い

2022.09.27

パ・リーグのセーブ王争いは楽天・松井と西武・増田の争い | 高校野球ドットコム
松井裕樹

 ペナントレースも残りあと僅かになってきた。セ・リーグ優勝はヤクルトに決まり、クライマックス・シリーズ出場権を賭けた戦いは熾烈を極めている。と、同時に個人タイトル争いも佳境に入ってきた。

 投手部門では阪神・青柳晃洋投手(川崎工科出身)とオリックス・山本由伸投手(都城高出身)が複数のタイトルを獲得しそうな気配ではあるが、まだまだ予断は許さない。新顔が獲得しそうなタイトルももちろんある。

 さて、昨シーズンのタイトルホルダー並びにトップ5人は今シーズンも同じようにタイトルを争っているのだろうか。タイトルごとに今シーズンと昨シーズンの顔ぶれを比較してみたい。

 パ・リーグのセーブランキングを見ると、2019年以来3年ぶりのタイトル獲得を目指す楽天・松井裕樹投手(桐光学園出身)が32セーブでトップを走り、西武・増田達至投手(柳学園出身)の30セーブ、オリックス・平野佳寿投手(鳥羽高出身)の28セーブと続いている。残り試合、そして平野が登録を抹消されていることを考えると、松井と増田の一騎打ちになりそうだ。

 松井も増田も過去に最多セーブのタイトルを獲得しているものの、昨シーズンは松井がセーブランキングの4位で増田はトップ5に入っていなかった。

 昨シーズンのランキング上位は、今シーズンどのような成績を残しているのだろうか。

 昨シーズンのタイトルホルダーはロッテ・益田直也投手(市立和歌山商出身)だった。益田は今シーズンも守護神として開幕を迎えるも、打ち込まれるケースが増え8月には一時登録を抹消された。すでに1軍には復帰しているものの守護神から外れた。

 昨シーズン2位の平野は今シーズンも3位につけている。同3位だった日本ハム・杉浦稔大投手(帯広大谷出身)は、開幕から中継ぎとして起用されるも守護神ではなく、シーズン途中からは先発に転向。今シーズンはセーブを挙げていない。

 同5位の西武・平良海馬投手(八重山商工出身)は増田の存在もあり、今シーズンは主にセットアッパーとして起用されている。

 昨シーズンはランキング4位だった松井が自身3年ぶりのタイトル獲得となるだろうか。優勝争い、順位争いとともにタイトル争いも熾烈なものとなりそうだ。

<2022パ・リーグセーブ上位ランキング>
32セーブ 松井裕樹(楽天)
30セーブ 増田達至(西武)
28セーブ 平野佳寿(オリックス)
25セーブ 益田直也(ロッテ)
23セーブ モイネロ(ソフトバンク)

<2021パ・リーグセーブ上位ランキング>
38セーブ 益田直也(ロッテ)
29セーブ 平野佳寿(オリックス)
28セーブ 杉浦稔大(日本ハム)
24セーブ 松井裕樹(楽天)
20セーブ 平良海馬(西武)

※数字は2022年9月26日終了時点

(記事=勝田 聡)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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