21世紀枠・氷見は30年ぶりセンバツ 地元の期待を背負い、ナインが晴れの舞台へ
氷見ナイン
第95回記念大会となる23年センバツは3月18日に開幕する。コロナ禍以前のように、全校による開会式が行われるなど、大会は熱気を帯びることが予想され、甲子園の舞台での球児たちの全力プレーが期待される。出場を決めた各校の過去のセンバツの記憶をたどってみる。
昨年の秋季富山県大会で優勝し、北信越大会8強となった氷見(富山)が21世紀枠に選出され、30年ぶり2度目のセンバツ出場を決めた。過去のセンバツ成績は以下の通り。
★1993年
2回戦:●3対6 八幡商(滋賀)
初出場だった前回のセンバツでは初戦敗退に終わった。失策5が響いての失点で、相手チームよりも多い8安打を放ちながら敗れてしまった。1965年夏の甲子園でも初戦敗退。過去2度の甲子園では白星がない。
氷見は氷見市内唯一の高校で、部員は17人。少ない人数ながら快進撃を図った上に、部員17人中16人が氷見市内の中学校出身者ということなどが評価されて、今回の21世紀枠選出となった。30年前に出場した際に集まった寄付金の一部で、厳しい冬でも練習ができる室内練習場の設備を充実させたという。
30年分の地元の期待も背負って、聖地初白星に挑む。