挑み続ける二刀流・矢澤 宏太(日体大)が語る二刀流のメリット
日体大・矢澤 宏太(藤嶺藤沢出身)
4月10日、首都大学野球リーグが開幕。2022年のドラフト候補として注目される日体大・矢澤 宏太(藤嶺藤沢出身)が3番ピッチャーとして先発登板を果たした。
矢澤は投げては常時130キロ後半から140キロ前半(最速145キロ)の直球、130キロ前後のスライダーを投げ分け、5回まで無失点の投球。打者としてもいずれも鋭い当たりの外野フライと、投打で高い潜在能力の高さを発揮していた。
6回裏に東海大の4番・小玉 佳吾の2点適時打で逆転を許したが、7回を投げ、96球、被安打3、5四球、8奪三振と制球力に課題を残したが、要所で強いボールを投げ込み、打ち取る粘り強さを見せつけた。
リーグ戦で投手として、さらにスタメン出場するのは初めての経験。ただこうした準備はオープン戦から5番投手として出場するなど、準備を行っていた。両方こなす負担よりも、「どちらも高めていきたいですし、打者として準備することで、体も冷えずに済むので、自分としてはメリットがあります」と前向きに捉える矢澤。
11日の2回戦では4番センターでスタメン出場した矢澤は3打数1安打の活躍と、中心打者にふさわしい活躍を見せている。
打撃についても「今まで良いと思った当たりの中でもなかなか打球が上がらなかったのですが、今年は角度もついてきて手応えは感じています」と二刀流として手応えを感じている矢澤。
残りシーズンの大暴れに注目していきたい。
(記事:河嶋 宗一)