東洋大姫路vs兵庫
東洋大姫路、コールドで3回戦へ
東洋大姫路 藤瀬樹来
1回に4番・雜賀 大哉(2年)のタイムリーなどで2点を先制した東洋大姫路。2回、3回と兵庫兵庫のエース・徳 琉也(2年)の力強い直球に苦しんだが、4回に一、三塁からのダブルスチールで追加点を奪うと、6回には3番・森田 陽太(2年)がランニング3ラン本塁打を放ちコールドゲームの流れに持っていた。
公式戦初先発の左腕・藤瀬 樹来(2年)は7回一死まで投げて7安打1失点。リリーフしたエース・山内 響(2年)が残りのアウト2つをとり、コールドゲームが成立。3回戦進出を決めた。
「藤瀬は初先発でヒットをたくさん打たれたが(被安打7)、良く投げてくれた」と藤田 明彦監督は背番号11を讃えた。最後をエース山内に任せたことについては、「常に場馴れをさせたかった」と話し、苦手なリリーフを初戦に続いて経験させたかったことを明かした。
さて、新チームを引っ張るのがこの試合で先制タイムリーを放った主将の雜賀。旧チームでも正捕手として期待されていたが、夏の大会はほとんどマスクをかぶれなかった。理由は初戦前日の7月14日に負ったケガ。「球技大会でバスケットボールをしていて、(他の生徒と)ぶつかった。頭に歯がささっていました」と本人は振り返る。指揮官も「練習に来ないのでなぜと聞いたら病院に行ってますとのことだった」とショックを隠せなかった。チームは4回戦で敗れ悔しさを味わった夏が終わり、新主将になった。目標は前主将の井奥 泰誠(3年)。「井奥さんは常に声を出し続けていた。自分も負けないようにしたい」と話す雜賀。『不完全燃焼』に終わった夏の悔しさを。秋にぶつけている。
注目記事
・2016年秋季大会特設ページ