山瀬慎之助が会心のスクイズで一時は勝ち越し 「フェアゾーンに気持ちで入れた」
一時勝ち越しとなるスクイズを決めた山瀬慎之助
侍ジャパン壮行試合「高校日本代表vs.大学日本代表」が26日、神宮球場で行われ、規定により5対5の引き分けとなった。
4対4の同点で迎えた9回表、高校日本代表は一死三塁と勝ち越しのチャンスを作ると。打席には星稜の正捕手で8番の山瀬慎之助を迎える。3球目にスクイズを試みるが、結果はファウル。もうスクイズは無いかと思われたが、その後2ボール2ストライクからの5球目に、再びスクイズを敢行。打球はピッチャ―前へ転がり、本塁クロスプレーはセーフで勝ち越しに成功した。
結果として、9回裏に同点に追いつかれて、対大学日本代表戦初勝利はならなかったが、高校日本代表は大きな見せ場を作った。
試合後、スクイズを決めた山瀬はスクイズはあまり得意では無かったことを明かし、ホッとした表情を見せた。
「スクイズはあまり得意では無かったのですが、みんながつないでくれたチャンスだったので、フェアゾーンに気持ちで入れました。決まって良かったです」
また山瀬は、悲願の世界一に向けても意気込みを口にした。
4月に行われたU18の1次候補合宿を行ったことが、チームに取ってプラスに働いていると語る山瀬は、チーム力を武器に初優勝を目指すことを誓った。
「4月に合宿を行ったことで、顔見知りの選手も多くてコミュニケーションがしっかり取れています。そこは効果があったと感じています。
世界一を取るしかないので、今までやってきたことをしっかりとやっていきたいと思います」
U-18日本代表の選手たちは、8月30日から韓国・機張郡で行われるWBSC U-18ベースボールワールドカップに向けて調整を進める。
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