News

現役選手が3人も! ホークス歴代のドラフト1位でベストナインを組んでみた

2020.05.28

現役選手が3人も! ホークス歴代のドラフト1位でベストナインを組んでみた | 高校野球ドットコム
松田宣浩(中京出身)

 1965年に行われた第1回ドラフト会議から、多くの選手がドラフト1位でプロ入りを果たしている。各球団におけるドラフト1位は、その年のなかでもっとも期待をかけられている存在だ。

 さて、そのなかソフトバンク(前身球団含む)の歴代におけるドラフト1位だけでベストナインを組んだら、どのようなチームになるのだろうか。

 投手は「ミチ」の相性で親しまれた佐藤道郎氏(日大/1969年)を選出した。野村克也選手兼任監督のもと、中継ぎとして1年目から最優秀防御率のタイトルを獲得。1974年にはリーグ最多の68試合に登板し、最多セーブ、最優秀防御率の2冠を達成している。

 その他には山内和宏氏(リッカー/1980年)、斉藤和巳氏(南京都高/1995年)、和田毅(早稲田大/2002年自由枠)らがドラフト1位での入団である。

 捕手は日米で活躍した城島健司氏(別府大付属高/1994年)の一択。6度のベストナイン、8度のゴールデングラブ賞(阪神時代含む)の実績が光る。

 内野は近年の選手が目立つ。一塁に福田秀平多摩大聖ヶ丘高/2006年高校生)、二塁に井口忠仁(青山学院大/1996年/現:資仁)現ロッテ監督、三塁に松田宣浩(亜細亜大/2005年希望枠)、遊撃には今宮健太明豊高/2009年)を選出。3人が2020年シーズンも現役でプレーしている。

 裏を返すと、内野手でドラフト1位入団から大成した選手は南海時代にほとんどいなかったということでもある。

 外野手は富田勝氏(法政大/1968年)、高柳秀樹氏(国士舘大/1978年)、畠山準氏(池田高/1982年)の3人。「法大三羽烏」のひとり富田氏は南海でプレーしたのは4年のみ。その後、巨人、日本ハム、中日と渡り歩いた。

 南海時代は三塁手だったが、移籍後の日本ハム時代に外野としてプレーしていたこともあるため外野で選出している。畠山氏は池田高のエースとして甲子園制覇。プロ入り時は投手だったが、外野へと転向してる。開花したのは大洋に移籍してからのこと。1993年、1994年には規定打席に到達している。

 ソフトバンク、ダイエー、南海のドラフト1位を振り返ってみると、特に外野手の1位指名から大きく育った選手が見当たらない。2019年ドラフト1位の佐藤直樹は、はたしてどのような成績を残してくれるのだろうか。

<ソフトバンク・ドラフト1位指名のみのベストナイン>
※自由獲得枠、希望入団枠含む
※前身球団含む

投手:佐藤道郎日大三高→日大/1969年)
捕手:城島健司(別府大付属高/1994年)
一塁:福田秀平多摩大聖ヶ丘高/2006年高校生)
二塁:井口忠仁(国学院久我山高→青山学院大/1996年/現:資仁)
三塁:松田宣浩中京→亜細亜大/2005年希望枠)
遊撃:今宮健太明豊高/2009年)
外野:富田勝興國高→法政大/1968年)
外野:高柳秀樹(鉾田第一高→国士舘大/1978年)
外野:畠山準池田高/1982年)

(記事=勝田 聡

関連記事
各都道府県の学校再開、夏の代替大会開幕予定一覧リスト
今できることは? 菊池雄星投手が書き続ける『自分と向き合うための野球ノート』
コンパクトなフォームで安定感アップ 西武・松本航(明石商出身)が5回無失点投球で開幕ローテに前進

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.07.07

上田西が0封に抑えられて初戦敗退 23年はオリドラ1を擁して甲子園出場

2024.07.06

23年三重王者・いなべ総合が初戦で敗れる!9回に逆転満塁弾を許す

2024.07.07

滋賀大会では日野がサヨナラ勝ち、伊吹はコールド勝ち【2024夏の甲子園】

2024.07.06

MAX153キロ、高校通算39本塁打、偏差値70! 東京の超進学校に現れた“規格外の男”森井翔太郎の「気になる進路」

2024.07.07

大阪桐蔭・德丸らとU-12代表経験のエリート主将率いる立命館守山が5回コールド発進!【24年夏・滋賀大会】

2024.07.05

白山高元監督の“下剋上球児”再現はあるのか!? センバツ1勝の宇治山田商、2年生集団で東海大会準優勝の菰野など各ブロックの見所を紹介【2024夏・三重大会展望】

2024.07.05

春連覇した加藤学園は悲観達成を狙う! 静岡、日大三島、藤枝明誠、プロ注右腕・小船を擁する知徳らが行く手を阻む!?【2024夏・静岡大会展望】

2024.07.05

静岡大会ではノーシード勢が初戦、常葉大菊川、聖隷クリストファーが開幕6日に登場【2024夏の甲子園】

2024.07.05

大阪大会は京セラドーム大阪で6日に開幕、大阪桐蔭は14日、履正社は14日に初戦【2024夏の甲子園】

2024.07.05

三重大会が6日開幕、昨夏代表のいなべ総合が初日に登場【2024夏の甲子園】

2024.06.28

元高校球児が動作解析アプリ「ForceSense」をリリース! 自分とプロ選手との比較も可能に!「データの”可視化”だけでなく”活用”を」

2024.06.30

明徳義塾・馬淵監督が閉校する母校のために記念試合を企画! 明徳フルメンバーが参加「いつかは母校の指導をしてみたかった」

2024.06.23

大阪桐蔭が名門・日体大に1勝1分け! スター選手たちが快投・豪快弾・猛打賞! スーパー1年生もスタメン出場 【交流試合】

2024.06.28

最下位、優勝、チーム崩壊……波乱万丈のプロ野球人生を送った阪神V戦士「野球指導者となって伝えたいこと」

2024.06.23

プロ注目の大阪桐蔭・徳丸が大学生相手に決勝アーチ!直近3週間5本塁打と量産態勢!2年ぶり夏甲子園へ強打者の勢い止まらず!