岐阜県高校野球連盟の鍵谷氏が独自大会へ思い明かす「開催することへの責任をもって」
選抜甲子園の出場権を掴んでいた県岐阜商
選抜出場を決めていた名将・鍛治舎巧監督が率いる県立岐阜商らがいる岐阜県は6月4日、今夏に県独自の大会となる、2020夏季 岐阜県高等学校野球大会を開催することを発表した。
7月11日から開幕した同大会は、土日祝日を使ってトーナメント方式で大会が進み、8月2日に決勝戦を行うスケジュールとなっている。今回は岐阜県高校野球連盟の鍵谷英一郎氏に電話取材でお話を伺い、独自の大会開催への心境を語っていただいた。
大会を開催することへの責任をもって
春、そして夏の大会と無くなってしまい、「可哀想だ」とは思います。ですが、これまで中止になった要因は米騒動や戦争、そして今回のコロナウイルスと全て命にかかわることが理由となって中止となっています。ですので、本当であればやってはいけないのかもしれないですが、その中で開催すると言うことで責任を強く感じています。
また選手たちにどのように伝えていくか、難しいところもあります。それでも、先ほどもお伝えした通り「可哀そうだからやります」など、感情論だけで大会を開催するわけではないことだけでも伝えられればと考えております。
何らかの形でも3年生全員が試合に携われるように
無観客での大会開催となっておりますので、控え部員は球場に来られない状況にあります。その中で、登録されている3年生の人数を確認しますと、多くの学校が25名よりも少なかったので、まずベンチ入りの枠を25名まで増やしました。
さらにノックの補助につく選手たちで4名、そして記録員などで2名の計31名の選手が試合に携わることができるようになりました。これであれば、何とか3年生全員で出来るのではないかと考えております。
(記事=編集部)
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