横浜vs鎌倉学園
横浜が大勝!鎌倉学園にコールド返しで2年ぶりの決勝へ
2回に長南有航(横浜)のタイムリーで追加点を挙げる横浜
春季神奈川県大会準決勝は、第2試合でも昨秋の再戦が実現する。昨年の秋季神奈川県大会準々決勝では、鎌倉学園が横浜を15対8の8回コールドで破った。一冬を超えて再び対戦が実現したわけだが、試合は序盤から横浜打線が爆発し、鎌倉学園を5回コールドで圧倒する展開となった。
まずは1回、横浜は一死三塁のチャンスを作ると3番・齊藤大輝がセンター前へタイムリーヒットを放って先制点を挙げる。
さらに2回、無死二塁のチャンスから6番・長南有航のセンター前タイムリーヒットで追加点を挙げと、なおも1塁にランナーを置いた場面で、7番・角田康生が右中間スタンドへ2試合連続となるツーランホームランを放った。これで得点は4対0となり、試合の主導権は完全に横浜が握った。
その後も横浜の攻撃は終わらない。9番・遠藤圭吾、1番・小泉龍之介の連続ヒットで一死一、二塁とすると、2番・山崎拳登のレフト前タイムリーでさらに1点を追加する。その後も4番・内海貴斗の犠牲フライや相手のエラーなどで追加点を挙げ続けた横浜は、この回だけで何と9点を奪う猛攻を見せた。
横浜の先発は背番号10をつけた2年生右腕の黒須大誠。スリークォーター気味のフォームから、切れのある直球と変化球をコーナーに丁寧に投げ分けて鎌倉学園打線を手玉に取っていった。3回に二死一、二塁、5回にも満塁のピンチを背負う場面もあったが、焦りを見せることなく後続を打ち取り無失点で切り抜け、5回を投げて2安打無失点の好投をみせた。
横浜は2回以降も着実に追加点を重ね、試合は12対0の5回コールドで横浜が勝利し昨年の雪辱を果たした。鎌倉学園は投打で横浜に圧倒され、守備でも4つのエラーが出るなど試合を作ることが出来なかった。
これで決勝進出を決めた横浜は、明日29日に[stadium]横浜スタジアム[/stadium]にて桐光学園と対戦する。最近では、横浜は2016年に藤平尚真(現:楽天)を擁して春季神奈川県大会で優勝している。投打ともに隙の無いチームに仕上がった名門が、2年ぶりの春制覇に挑む。
(文=編集部)