薩摩の剛腕・桑原秀侍(神村学園)、その投球は九州地区トップクラス!
桑原秀侍(神村学園)
神村学園の二刀流・桑原秀侍が今大会抜群の活躍を見せている。打者としては3本塁打、投手としても147キロ。そんな桑原のパフォーマンスについて迫っていきたい。
準決勝の樟南戦では7奪三振の快投。そのピッチングの部分を紹介したい。まずピッチングフォームを見ると、左足を勢いよく挙げていきながら、お尻から先行するヒップファーストをとって、内回りのテークバックから振り下ろす投球フォーム。下半身、上半身の動きが連動した精度の高い投球フォームである。ストレートは常時130キロ後半~144キロで、ここぞというときに147キロぐらいのボールで圧倒する。速球の球速、球威は九州地区の投手でもトップクラスのものがあるだろう。
何より素晴らしいのが変化球の精度の高さ。130キロ前半の高速スライダー、120キロ中盤のチェンジアップ、110キロ前半のカーブを投げ分けることができる。
130キロ後半だった高校2年生の時と比べると格段に球速は伸ばしており、変化球の精度は大きくレベルアップしている。打者としても高く評価されている桑原は決勝戦でどんなパフォーマンスを見せることができるのか、注目していきたい。