【選抜】147キロ右腕・伊藤樹はじめタレント集団・仙台育英の戦力を徹底分析!
1月29日の選抜発表で東北地区の代表として名門・仙台育英が選出された。これで2年連続14回目の出場となり、春夏通じて東北勢初の甲子園優勝に向けて、さらに練習に打ち込む形となる。
今年は投打ともに充実の戦力が整っており、優勝候補の1つといっても過言ではない仙台育英の中心選手たちを今回は見ていきたい。
<東北大会決勝 柴田戦>
1番 二 浅野 洸司(七ヶ浜リトルシニア)
2番 右 島貫 丞(秀光中)
3番 遊 渡邉 旭(いわきボーイズ)
4番 一 吉野 蓮(宮城北部リトルシニア)
5番 中 秋山 俊(登別ビック・フラップ・オーシャン)
6番 三 八巻 真也(秀光中)
7番 左 岡田 大成(北淡中)
8番 投 松田 隆之介(宮城黒松利府リトルシニア)
9番 捕 19047(秀光中)
伊藤樹
古川 翼
小野 天之介
奈良田 弦也
大藤 想太
洞口 優人
橋本 颯太
宇治野 駿介
中村 和寛
小林 寛大
小原 捷平
優勝候補たる所以は投打ともにレベルが高いところにある。投手陣は3年前、スーパー中学生と騒がれたエース・伊藤樹の存在が大きい。最速147キロを計測する速球だけではなく、7種類のボールを操り、1つ1つの完成度が非常に高い。完成度の高い投球が選抜の舞台でどれだけ発揮されるか注目される。
ただ継投策が有効だと考える須江航監督のもと、エース・伊藤だけではなく投手陣全体もきちんと育成しているのが強みだ。東北大会で3試合に登板した松田 隆之介、準決勝と決勝で投げた古川 翼など計5投手が登板してそれぞれ結果を残した。伊藤だけではない強力投手陣が全国の舞台でどれだけ通じるかがポイントとなる。
野手を見ると、県大会であわやサイクルヒットを達成しかけた4番・吉野蓮を中心に、チーム打率.306を記録。北海道日本ハムファイターズジュニアを経験し、須江監督も期待する秋山俊や東北大会で打率.467を記録するなど強烈なスイングを見せる八巻真也。そしてチームをまとめる島貫丞や、伊藤とは秀光中からバッテリーを組み、1年生の夏から甲子園に出場と経験豊富な木村航大などタレントが揃っている。
須江監督は今年のチームについて「トーナメントを勝つために必要な走力を持っている」と分析。その上で秋は「全員が戦力として機能できたのは収穫だった」と手ごたえをつかみながら東北の頂点まで上り詰めた。ただ、全国のライバルと戦えなかったことを懸念材料に挙げながら冬場の練習をしている。
春夏通じて初の甲子園優勝へ、日本一の競争をしながらチームを鍛えあげる仙台育英。東北勢の悲願達成に向けて、さらなるレベルアップを図りながら選抜へ準備を進める。
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