試合レポート

鹿屋中央vs鹿児島実

2023.03.31

8回裏、2ランスクイズで勝ち越し!・鹿屋中央

鹿屋中央vs鹿児島実 | 高校野球ドットコム
鹿屋中央・郡山

<春季九州高校野球鹿児島大会:鹿屋中央5-3鹿児島実>◇31日◇準々決勝◇平和リース

 鹿屋中央鹿児島実。強打を看板に掲げる両チームだったが、鹿屋中央の左腕・郡山 一心(3年)、鹿児島実の右腕・菅田 空来(2年)、両先発を中心に守り合いの展開となった。

 鹿児島実は初回、1死三塁から3番・植戸 颯大(3年)の中前適時打で先制した。

 4回まで毎回走者を出しながら生かせなかった鹿屋中央だったが5回裏、2死から四球、捕逸で二塁に進み、3番・板敷 風哉(3年)の中前適時打で同点に追いついた。

 1対1の同点のまま勝負は終盤戦へ。7回表、鹿児島実は先頭の6番・小村 奏太(3年)が初球を左翼席に運ぶソロを放つ。8回には4番・濵嵜 真太郎(3年)の右前適時打で点差を2点とした。

 追い詰められた鹿屋中央だったが8回裏、3番・板敷、4番・大谷 修司(3年)が初めて連打で出塁。1死となって途中出場の6番・山元 斗稀(3年)、7番・豊重 伶王(3年)の連続適時打で同点に追いついた。

 なおも二、三塁と好機が続き、8番・菖蒲 怜真(3年)はスクイズ。三走・山元が生還し、捕手から一塁に送球される間に二走・豊重も本塁を踏み、意表を突く2ランスクイズ成功で初めて勝ち越した。

 9回表は、7回途中からマウンドに上がった2番手・松原 琉輝(3年)が三者凡退で打ち取り、鹿屋中央が好勝負をものにした。

(取材=政 純一郎

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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