台湾vs日本
中盤の4回に一挙5点を取られ、日本が台湾に敗北
〈ポニーリーグ・ワールドシリーズ予選アジアパシフィックゾーンチャンピオンシップU14:台湾5ー3日本〉♢29日♢福島・ならはスタジアム
U-14日本代表と台湾の試合は5対3で台湾の勝利で終わった。
日本は今大会初登板となる宮城 介投手(沖縄本部ポニー)が先発し、3回途中まで投げ0点で抑える活躍を見せた。打撃でも5番に座り、2回には三塁打をマーク。得点には結び付かなかったもののチームに勢いを持ってきていた。6回にも中前安打を放つなど、3打数2安打と結果を残した。
4回、台湾に一挙5点を取られたが、2番手の東濱 成和投手(宜野湾ポニーズ)の素材の高さには驚かされた。身体は細身だが、リリースポイントが高く角度のある速球を投げ、球速も130キロ中盤近く投げる。リリースポイントの形が広島・森下 暢仁投手(大分商出身)を彷彿させ、今後の活躍に期待できそうだ。
5点を追う日本は5回、2死一、二塁のチャンスに、1番・山根 碧内野手(羽田アンビシャス)のところでリエントリーを使い、先発出場していた才田 凱斗内野手(関メディ学院)が中前安打を放ち1点を返す。ここで勢いがついたのか次の打者が四球、続く3番・井上 友吾外野手(関メディ学院)の左前安打でさらに2点を追加して3対5と追い上げるが、後続が続かなかった。
その後も、6回と7回にも走者を出すが得点まで繋がらず、3対5で台湾に敗れた。
今大会初登板した宮城は「野手としては今まで出ていたが、投手としては初登板だったので、とても緊張し、ブルペンでは思うような投球ができなかった。でも試合の中で修正して、いい投球ができてよかった」と振り返った。3回1死まで1安打は打たれたが、峰松 紘大捕手(佐賀ビクトリー)が盗塁を阻止するなどもあり、打者7人を抑えた。
5回にリエントリーで打点を挙げた才田は「試合途中、体の体調が悪くなりベンチに下がってチームに迷惑をかけてしまった。何がなんでも1点取るという気持ちで打席に入り、強い気持ちで相手投手に向かっていき、いい結果が出てよかった」と微笑んだ。
日本は負けてしまったが、敗者復活戦があり、まだ優勝を狙える位置にいる。その大会で優勝して世界大会に行けるのか注目だ。