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日本ハムのベテラン、宮西と木村は2軍から復活期す

2023.08.03


宮西尚生

プロ野球も後半戦に突入した。12球団にはベテランと呼ばれる経験豊富な選手が多く所属している。各球団における35歳以上のベテラン選手たちの活躍を前半戦を中心に振り返ってみたい。(※35歳以上は1988年12月31日までに生まれた選手とする)

7月26日の楽天戦(楽天モバイルパーク)に勝利し連敗を13で止めた日本ハムにベテラン選手はほとんどいない。当日のベンチ入りメンバーで最年長は33歳の伏見 寅威捕手(東海大四出身)だった。中心選手も万波 中正外野手(横浜高出身)、清宮 幸太郎内野手(早稲田実業出身)ら野手陣は20代前半。上沢 直之投手(専大松戸出身)、加藤 貴之投手(拓大紅陵出身)と、投手陣は20代後半から30代前半の選手とチームは若い選手たちで構成されている。

そんな日本ハムの最年長は今年38歳となった宮西 尚生投手(市立尼崎出身)。チーム唯一となるベテラン投手の宮西は開幕1軍スタート。4月上旬から18試合連続無失点を記録するなど中継ぎの柱として奮闘していた。ここまで31試合の登板で防御率2.66と好成績を残している。

しかし7月17日、22日と2試合連続で失点。22日のオリックス戦(ほっともっとフィールド)では、サヨナラホームランを浴びた。

翌23日には登録を抹消されている。現役ではもちろんトップで歴代でも6位となるNPB通算839試合に登板している左腕は、2軍での調整を経て夏場の苦しい時期に戻ってくるはずだ。

一方で野手の最年長は今年9月に35歳となる木村 文紀外野手(埼玉栄出身)だ。西武から移籍3年目となる木村に、ここまで1軍での出場機会は訪れていない。2軍でも36試合の出場で打率.229(109打数25安打)、2本塁打と調子が上がっていない。1軍の戦力になるためにも、まずは2軍で結果を出したいところ。

<日本ハムの35歳以上の所属選手>
※1988年12月31日までに生まれた選手

宮西 尚生(1985年6月2日生)
木村 文紀(1988年9月13日生)

※数字は2023年7月31日時点

この記事の執筆者: 田中 裕毅

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