【春季千葉県大会】大型右腕・蔵並龍之介(中央学院)は打者としても凄い!満塁本塁打含む5打点の活躍で関東大会へ!
蔵並龍之介(中央学院)
【トーナメント表】春季千葉県大会 結果一覧
<千葉県高校野球春季大会:中央学院10-1千葉経大付>◇3日◇準決勝◇千葉県総合SC野球場
中央学院が千葉経大付を10対2で破り、2季連続の関東大会進出が決まった。
この試合で目立ったのは4番投手の蔵並 龍之介投手(3年)だ。今大会はエースとして一本立ちが期待されている蔵並は14.1回を投げて、自責点1の好投を見せてきた。この試合は打撃で目立つ活躍だった。
第1打席に痛烈な左前適時二塁打を放ち、1点を先制する。2回表にも小澤 遼大内野手(3年)の適時打で2点目を上げた。
蔵並は常時135キロ前後のストレート、スライダー、フォーク、カーブを織り交ぜ、5回途中まで1失点の力投。ストレートの勢い、変化球の精度はこれまでの試合ほどではなく、右サイドの臼井 夕馬投手(3年)が登板した。臼井は130キロ後半の速球、スライダーを投げ分け、千葉経大付打線を抑えた。
2対1で迎えた7回表、7番飯山 成夢捕手(3年)の適時打などで3点を追加。8回にも1点を追加し、9回表には満塁のチャンスで蔵並に打席が回る。豪快に振り抜いた打球はレフトスタンド一直線に飛び込む満塁本塁打。蔵並にとって公式戦初本塁打。高校通算10本塁打目となった。なんと5打点の活躍。フォロースルーが大きい豪快なスイング。飛距離、打球速度とともにスラッガーらしい豪快な打球だった。
「飛ばすことには自信がある」と語る蔵並。この試合の5打数2安打を合わせて、13打数5安打、1本塁打8打点。そのうち長打は3本と、長距離打者に相応しい成績を残している。蔵並は周囲の仲間に感謝する。
「自分が主軸となって打ちたい思いはなく、次につなぐつもりで打席に入っています。みんな良い打者なので、託すことができる。自分は気負わずに打席に入ることができています」
188センチと非常にがっしりした体格は投打のどちらも期待したくなるものがある。センバツを経験して成長する蔵並は関東大会でも大暴れを魅せてくれるに違いない。