【明日初戦】10年ぶりの甲子園を目指す東海大札幌、走攻守に逸材そろう!
大脇 英徳監督(東海大札幌)
【トーナメント表】南北海道札幌支部予選 25日までの結果一覧
東海大札幌は、大脇 英徳監督が2004年に就任以降、2014年夏、15年春と甲子園出場。15年春はセンバツ準優勝を飾っている。また、門別 啓人(阪神タイガース)、伏見 寅威(日本ハム)らをNPBに送り出すなど選手育成にも定評がある。
大脇監督は、今年はどんなチームを作り上げたのだろうか。
「ピッチャーを中心に守りでリズムを作るチームです。足を絡めて、どんどん仕掛けていきたいですね」
投の中心となるのは左腕エース・菅野 隆世(3年)。140キロのキレのある直球を武器に三振の山を築く。春は札幌支部の代表決定戦で、6回を投げて被安打1、8奪三振無失点。全道大会でも2試合に中継ぎで登板し、安定したピッチングをみせた。
攻撃陣は4番のマーティン・アンドレ・キャメロン(3年)が軸になる。147kmのスイングスピードから放たれる別次元の打球は圧巻だ。
「ティーバッテングから一球一球に集中するようにしています。全力でバットを振る中でも形を意識する感覚を持って取り組んでいます」と本人が語るように、瞬時の判断力・思考力にも磨きをかけている。練習試合解禁から、5試合で4発の本塁打を放つなど、ラストサマーに向けてしっかりと仕上げてきている。
また、今年のチームは足が使える選手が多い。中でも1番の遊撃手・松浦 幹大(3年)や2番や3番に入ることが多い中堅手・足立 至琉(3年)には注目だ。特に松浦のスピードは昨年のリードオフマン・大塚 渉夢(現・八戸学院大)を彷彿させる。大脇監督が、「ノーサインでも走らせられる選手が5、6人いる」と語るだけに、今年のチームは走れる選手が多く集まっている。
2014年の前身の東海大四時代に出場した夏の甲子園からちょうど10年。伝統の縦縞ユニフォームが甲子園に戻ってくるのか。6月27日、札幌市円山球場にて初戦を迎える東海大札幌。夏の決戦の火蓋がもうすぐ切り落とされる。
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