日南学園vs延岡商
シードが順当に駒を進める!
第1シードの日南学園は、平成7年、金川豪一郎監督が選手(主将)時代に果たして以来、21年ぶりの春夏連続甲子園出場を狙う。
その日南学園は初回、5番・濵本の中犠飛で先制すると、5回には先頭打者の1番・長原が右中間越え三塁打で出塁した後、3番・前田の中犠飛で2点目をあげる!
さらに8回、延岡商2番手ピッチャーの山﨑から、4番・益田の右前安打、5番・濵本の右前安打(エンドラン成功)で無死一、三塁のチャンス!後続が三振に倒れる間に、一走・濵本が二盗に成功!一死二、三塁になって、7番・石嶋のサードゴロが敵失(ホームへの悪送球)を誘って3点目をあげた。
タイムリーヒットこそ出なかったものの、犠打と犠飛を絡めて最少得点を重ねた日南学園。投げては、「小さな大黒柱」こと、主将でエースの160cm左腕・森山が、持ち味である抜群の制球力を発揮!延岡商打線に、攻め入る隙を一切与えなかった。5回に、唯一、四球で出した走者をボークで二塁に進めたものの、三塁を一度も踏ませず完封!
9回101球、被安打3、奪三振10の快投をみせた。
一方、第1シード・日南学園の強力打線を7回まで被安打4、被適時打0に抑えた延岡商エース三島。最高のピッチングを続けていたが、7回マウンド上で右足をつるアクシデントがあり、8回の先頭打席で代打交代。ベンチで涙を流して味方打線の反撃を願ったが、第1シードの壁に阻まれた。延岡商は、実力を存分に発揮して、あと1歩のところまで善戦しただけに、悔しい敗退となった。
第1シード・日南学園は、3回戦で「小林西vs都城東」の勝者を迎え撃つ!
(文=三角 竜之)
注目記事
・第98回全国高等学校野球選手権大会 特設ページ