ヤクルト赤羽がフレッシュ球宴でMVP、先輩たちに続く活躍なるか
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赤羽由紘(日本ウェルネス長野)
7月23日に行われたフレッシュオールスターゲームでヤクルト赤羽 由紘内野手(日本ウェルネス長野出身)が、4対4の同点で迎えた9回裏に劇的なサヨナラ本塁打を放ちMVPを受賞した。ヤクルトは7月23日時点で支配下登録人数は69人。1週間後に迫った7月31日の支配下登録期限へ向け、大きなアピールを行った格好だ。
そんな赤羽は2020年育成ドラフト2位で指名を受け、信濃グランセローズ(ルートインBCリーグ)からヤクルトに入団した2年目の内野手。
ルーキーイヤーとなった昨シーズンは73試合の出場で打率.237(218打数51安打)、6本塁打とまずまずの成績。今年は1軍のオープン戦でもチーム3位タイの16試合に出場と春先にチャンスを与えられてきた。そこでは打率.182(22打数4安打)と結果を残すことができなかったものの、シーズン(2軍)では45試合の出場で打率.237(135打数32安打)、3本塁打の成績を残している。
また守備は三塁をメインとしながら一塁、二塁、中堅、右翼で起用されており内、外野こなすことができるのも大きな強みとなっている。
過去、ヤクルトでフレッシュオールスターのMVPを受賞したのは赤羽が6人目。ヤクルト初の受賞者となった尾崎 亀重(1973年)こそ1軍での出場は2試合にとどまったものの、その他の選手たちは1軍で結果を残している。
青木 宣親外野手(2004年)はチームだけでなく球界のレジェンドになった。その他には荒木 貴裕内野手(2011年)、そして内山 壮真内野手(2021年)と現在も所属している選手たちがMVPを受賞してきた。
高卒ルーキーでの受賞となった内山は2年目の今シーズン、新型コロナウイルスの影響で離脱する期間はあったが開幕から1軍に定着。プロ初安打はもちろん、プロ初本塁打も達成した。またスタメンでマスクを任される試合も増え着々と経験を積んでいる。
赤羽も先輩たちのように1軍の舞台で活躍することができるだろうか。そのためにもまずは支配下登録を勝ち取りたい。
<ヤクルトのフレッシュオールスターMVP受賞者>
1973年:尾崎亀重
2004年:青木 宣親
2006年:飯原 誉士
2011年:荒木 貴裕
2021年:内山 壮真
2022年:赤羽 由紘
※数字は2022年7月23日終了時点
(記事=勝田 聡)